「蝶よ花よ、花よのねんね(赤ん坊)、まだ乳飲むか、乳くび離せ~」早春の頃、勝山の人たちは皆、この唄を口ずさみます。厳冬の勝山に春を呼ぶ奇祭と言われる「勝山左義長」のお囃子です。2月の最終土日には市街地にいくつもの櫓が建ち、古来より女ものの赤い長襦袢を着た男衆が、鉦や三味線のお囃子で浮かれて太鼓をたたき、コミカルな動きで見物人を楽しませてくれます。近年では女性や子どもも参加して、櫓は一層賑やかに祭りを盛り上げていきます。最終日の夜には九頭竜川の河川敷で大きなどんど焼きの炎が幾つもあがり、夜空を焦がします。勝山の人々の春を迎える喜びが伝わってくるお祭りです。
恐竜を楽しむ
恐竜王国福井。小さな子どもから大人まで、恐竜時代に思いをはせて存分にお楽しみください。